0歳児の心と身体の育ち
おもちゃと照らし合わせて →→→

何気ないように見える赤ちゃんのしぐさも発達を知ると、その姿の中にたくさんの葛藤や挑戦があることに気付かされます。 そして、より子育てが楽しくなります。

私がいままで研修で学んできたことや、保育園の子どもたち・わが子の姿から教わったことを少し紹介してみようと思います。                       

NAOまま

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まどろんでいる時に『にこ〜』と天使の微笑みを見せてくれる赤ちゃん、ホントかわいいですよね〜 (*^ー^*)

昔は生まれてすぐは目は見えないと言われていたそうですが、実は生まれてまもなくで0.01位の視力はあるそうで、光や明るい物(赤が目に入りやすいようです)ならとらえることができるようです。不思議なことにおっぱいをあげる時のお母さんと赤ちゃんの距離である20〜30cmが一番焦点が合うそうですよ。
カラフルながらがらを赤ちゃんから20〜30cmのところでゆっくりと振って視覚と聴覚に刺激を与えてあげましょう。  【ドリオ】など・・・

また、この時期はまだ正面を向いていることができず、「いつも決まったほうに向いている」「頭の形が変形しちゃいそう」と悩んでいるお母さんも多いのでは?  こんなときはその反対側に、色のはっきりとしたモビールペンドリーなど刺激となるものを吊り下げてあげるといいですね。  【モビールねこ】や【ペンドリーいもむし】など

お姉ちゃんが振ってくれるドリオにくぎづけ

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2ヶ月を迎える頃になると、みつめているものから音が出ていることを学び始めます。(『聴覚と視覚の複合』というそうです。)お母さんの顔や音のでるおもちゃを見ようと、いっしょうけんめい首を動かそうとします。 また触覚と視覚のつながりもできはじめるので、見せるだけでなく、手に握らせてあげましょう。


「触りたいけど触れない・・・」まだまだ思うようにいかないことの多い時期、でも「この矛盾をこの時期に力いっぱい乗り越えることが赤ちゃんにとっても大切」そして「この矛盾を生み高めるために子どもの正面の世界が心高まる魅力に満ちあふれていなければならない」と白石正久先生はおっしゃいます。 


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3ヶ月くらいになるとあやしてもらうことがうれしくって、一生懸命ほほえみを返してくれるようになり、ますますカワイイ(*^_^*)  姿勢が非対称から対照的になり、頭を右にも左にも正面にも自由に向けられるようになり、両手を合わせて遊ぶ姿がよくみられるようになります。 

 




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4ヶ月くらいになるといっしょうけんめいこちらを見て笑いかけてくれるようになります。田中昌人先生はこの微笑みを人しりそめしほほえみといわれます。素敵な表現ですよね。
ふと視線を感じて振り向くとニッコリ笑いかけてくれていて、「気づかなくってごめんね〜」ってことすらあるように・・・「人」とかかわるのが大好きになってくる時期なんですね。こうなるとその分、いい子で寝ていてくれなくなるんですよね・・・ちょっと相手にしなければグズグズいってくれるのでなかなかお母さんの仕事もはかどらなくなってくる時期。

こんなとき、ベビージムなどを与えてあげるとちょっとの間でしたら待ってくれます。  

4ヶ月になった赤ちゃんの目には「おや、なんだろう」「見つけた!!」という輝きが出てきます。また、この頃になるとはっきりとした意識をもっておもちゃに手をだせるようになるので、ベビージムにぶら下がっているまるい輪っかなどにいっしょうけんめい手を伸ばす姿も・・・。   
「あっ、今おもちゃに当たりそうだった・・・あっ、『カチャ』ってあたったよ」なんて、赤ちゃんの成長に見入ってしまって結局お仕事が出来なかった。。。なんてことも


2ヶ月のころの「触りたいけど触れない」矛盾を「手に持つことができた喜び」や「手を動かせた喜び」に支えられて乗り越えると、4ヶ月になった子ども達は手の主人公に生まれ変わるそうです。 
赤ちゃんが手におもちゃを持っているとき、お母さんも目の前で別のおもちゃを振ってみてあげてください。同じように振ろうとしてくれるかもしれませんよ。 一緒だねを共感できたら大人も嬉しいですね。
ちっちゃなおててでも握りやすい細くて軽いラトルをどうぞ。【リングリィリング】など・・・


余談ですが、この時期、涙が頬をつたって流れるようになり、涙が暖かくなるとか・・・口のまわりに蟹のあぶくのようなあぶくをいっぱいつくるのもこの時期だけ。それから、瞳の色も変わるそうです。 いつも一緒にいるとなかなかわからないのですが、よーく観察してみてくださいね。

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5ヶ月くらいになると微笑みがさらに発達して、身近なひとにはよく笑うけれど、知らない人には笑わないようになってきます。 3ヶ月の頃は相手が誰でも(知らないおばちゃんでも、ぬいぐるみでも・・・)微笑返しをするのに対して、この頃は社会的微笑といわれ、身近な人とそうでないひとを区別する力が生まれてくるようです。

そして、身体的にもグンと発達してきて、手で足を持って遊ぶようになります。
また、手が体の真ん中を越えて反対側にいくことができたり、大人のひざの上に座らせてあげると手を前に(肩のところまで)あげることができるようになったり、うつ伏せにすると手のひらで支えて
頭をあげることができるようになります。

4ヶ月に生まれてきた「おや、なんだろう」「見つけた!」の思いをさらにしっかり引き出してあげる環境をつくってあげることはとっても大切!!

支え座りをさせてあげて、目の前で【トレインカースロープ】などを見せてあげると、赤ちゃんはもう釘付けですよ。
(グラッとしたとき自分で立ち直ろうとする発達の自由を奪わないように、赤ちゃんの背中とお母さんの胸は少し離したほうが良いそうです。)
このほか、【ベビーボール】などの吊り玩具などを吊るしてあげて、手を前に出す力をつけてあげたり、床の上で動いたり音の出るおもちゃで手を伸ばしてつかもうとする意欲を引き出してあげてください。
赤ちゃんは目標のものを手にすることができたときとてもうれしそう。  この達成感を心のバネにして今度は、おもちゃを手でつかもうとして、寝返りに挑戦するようになってくるそうです。

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6ヶ月
手で支えたお座りができるようになります。
座位をとらせるため、積み木・布・紙・袋・箱・・・触ったら変化しやすいものを用意してあげるといいですよ。

これも余談ですが、腰がすわるこの頃になるとなぜか、今まで立っていた髪の毛もすわってくるらしい・・・うそっぽいけどけっこうあたってます。

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つづく
田中昌人講演記録『子どもの発達と健康教育』
田中昌人・田中杉恵著 『子どもの発達と診断』
白石正久著『発達の扉』
などを参考文献として、
田中昌人先生・白石先生の講演を思い出しながら書かせていただきました。

田中先生や白石先生は子どもの心と体の発達等において、とても権威のある先生で、広島付近である大きな研修で、お話を何度かお聞きしたり、著書も事あるごとにめくって読ませていただいております。奥が深くって、今だ熟知しきれませんが、私のわかる範囲で書かせていただきました。


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